【オガタマノキ】(小賀玉木)
読み:おがたまのき
学名:Magnolia compressa
モクレン科オガタマノキ属
常緑高木
別名:オガタマ、トキワコブシ
【名前の由来】
「招霊(オキタマ)」これが転じて名付けられました。
【商品情報】
オガタマノキは10〜15mになる常緑高木です。日本・台湾原産です。葉は深い緑色で光沢があり、長さは10cm〜15cmほどで、フチがゆるく波打ちます。花はクリーム色の小さい花を咲かせます。日本に自生するモクレン科では唯一の常緑樹です。成長が早めで大木となりますが、剪定や移植には弱いです。日陰にも耐えますが、日照不足になると枝の茂り方が粗くなり、花つきも極端に悪くなります。冬の北風が苦手で、強い寒風が当たると落葉し、枝が寒さにさらされて枝枯れを起こすことがあります。
【育て方】
有機質のたっぷり入った肥沃で、やや粘土質の湿潤な土壌を好みます。日向を好むが半日蔭でも育ちます。ただし寒さには弱いです。不要な枝を切り落とす間引き剪定が基本ですが、放任でも樹形はまとまるので、無理に切る必要はありません。やせ地でなければ肥料は要りません。
適地=関東以西
日照り=日向or半日陰
樹形=半球形
最終樹高=25m
施肥時期=
剪定時期=3月下旬〜5月
開花時期=2月〜4月
果実=10月
用途=シンボルツリー
【その他】
オガタマノキはかつては床材や家具材として使われていましたが、移植や繁殖が難しいため現在では庭木としての流通もほとんどしていません。
日本の気候に合った樹木で、庭木にできないこともないですが、大きさを考えると一般向きではないです。