【ウダイカンバ】(鵜松明樺)
学名:Betula maximowicziana
カバノキ科カバノキ属
落葉高木
別名:サイハダカンバ
【名前の由来】
鵜飼が樹皮を松明として利用していたことから。
【商品情報】ウダイカンバは30mになる落葉高木です。原産は日本が原産です。葉は互生しハートのような形で縁には鋸歯があります。花は穂状に垂れ下がって咲き、雌花に比べ雄花が大きいです。幹はサクラのような樹皮で横に剥けます。カバノキの仲間でその中でも最も大きくなる樹種です。開花期に新芽が吹かず、雌花が固まって咲きます。若木のうちは成長が早く、1年間で50cmほど伸びます。木材として良く利用され、家具業界ではカバと呼ばれることもあります。北海道などの湿潤な肥沃な土壌に自生していることがあります。
【育て方】
日当たりがよく水はけのよい場所に植えます。自然樹形を楽しむため剪定はできるだけ避けましょう。剪定を行う場合は根元から切るようにします。幹の根元に穴を開けて卵を産むカミキリムシ等(通称テッポウムシ)の被害に合いやすいため、ダイジストン等の粒剤を5〜8月に月に1度根本にまいて予防します。木屑を見つけた場合は薬剤を注入し殺虫します。空気のきれいなところを好むため都会の道沿いなどは栽培が難しいです。
適地=関東以北
日照り=日向
樹形=卵形
最終樹高=30m
施肥時期=1〜2月
剪定時期=12〜2月
開花時期=5〜6月
果実=
用途=庭木、シンボルツリー
【その他】
ウダイカンバの幹は硬くて強く加工性にも優れているため、高級材として扱われています。カバノキ属の中で最も大きくなります。